京庵で使用しているお米。
庵主の家では代々、家で食べるのに、
ずぅーーーっと昔から同じ農家さんにいただいていて、
六甲山系の恵み、宮水と言われる
お酒の仕込みにも使われるお水と、大地の恵み、
農家さんの愛情いっぱいに育てられたお米を食べてきました。
そのお米をお店でも使用させてもらっています。
栄養いっぱいの「胚芽」を残すように、お店で使用の都度
精米しています。
胚芽を残そうとすると、若干、玄米の皮が残りがちで、
炊きあがったお米は少し、玄米寄りの色をしています。
口当たりが固くならないように、
しっかりとお水を吸わせるようにしています。
お米には「八十八人の神様が住んでいる」と、
おじいちゃんに言われてきました。
お米の漢字をバラバラにすると「八(ひっくり返して)」「十」「八」に
見えるからという由来だと思うのですが、
それでも、
やっぱり、一年しっかりじっくり、手間ひまをかけて
お米を育ててくれた農家さんの苦労を思えば、
一粒も無駄にできない。
お米の神様の命をいただくのだから
最後の一粒まで美味しくいただくのが、
命をいただいたお礼になる。
と、昔から言われてきたんだと思います。
ひび割れたのも、黒く固くなったのも、ちょっと緑っぽいのも、
全部ぜんぶ、使います。
大地の恵みをできるだけ、余すところなくいただくように。
ときどき混じってしまう、籾殻のままのお米も、
殻を割って玄米を出して使っています。
もっちり、お米の甘みたっぷりのごはん。
どうぞ食べてみてください(^-^*)